実はこの1年間、自宅マンション管理組合の理事長をしておりました。
理事長と言っても、別に偉いわけでも何でもなく、まあ順番みたいなものですけどね。
今月無事定期総会が終了し、任期満了となったわけです。
ただこの1年の間には、とても大きなイベントがありました。
それは、マンションの「大規模修繕」。
特に目立って劣化しているところはないようですが、築後15年が経ち、いろいろなご意見はありましたが、多くの入居者の方の意見がまとまり、ようやくという感じです。
工事中はバルコニーに洗濯物や鯉のぼりを出せなかったりして、いろいろ不便なことはありましたが、終わってみればあっという間でした。
ところで、ここからが本題。
通常、どのマンションも修繕積立金を積み立てていると思いますが、十分なおカネが貯まっている管理組合、どれほどあるのでしょうか。
僕のところも、一部足りなくて、管理費会計から充当することになりました。
そして、今後はどうなるか。
仮に今から15年後、今回と同じ予算で修繕工事ができたとしても、今の積立金の、少なくとも2倍以上は積み立てなければいけない試算に。
今はまだデフレの世の中だとしても、アベノミクスで必死に物価を上げようとしています。
マイルドに物価が上がるならまだしも、借金まみれのこの国、ハイパーインフレが現実になってしまったら、さあどうなることやら。。
(他人事のように言っていますが・・)
また、今でさえ多くの業種で人手不足になってきているのに、少子化でさらに働き手が減っていく15年後には、職人さん不足で工事費も吊り上ってしまうのでは?
ファイナンシャルプランナーとしては、そういう事態がどうしてもよぎってくるのです。
これは、マンションに限らず、戸建てでもメンテナンスは必要だし、同じことが言えます。
いずれにせよ大事なことは、住まいの購入に当たっては、長期にわたるライフプランの中に、将来の修繕費用を多めに見積もっておくことが不可欠だということ。
決して安いものではないですから。
こういうこと、住宅メーカーも、不動産業者さんも、なかなか教えてくれません。
住まいの購入前には、家計管理を総合的にアドバイスできる、独立系ファイナンシャルプランナーへのご相談を、おススメいたします!
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